愛犬と楽しくお散歩するためにリーダーウォークをマスターする!

「愛犬と楽しく幸せに過ごすための方法」記念すべき第1回はリーダーウォークをマスターする。
元獣医師で現在はドッグトレーナーとして活躍されている後藤 真由美さんに1から教えてもらいました。

リーダーウォークの必要性


リーダーウォークの必要性に関してドッグトレーナーの後藤さんにお聞きしてみると「リーダーウォークの主な目的は2つ。1つは不測の事態を未然に防ぐこと、もう1つは信頼関係の強化のため」とのことです。
例えば犬が好きな方向に自由に動いてしまうと急に車道に飛び出してしまったり、急に引っ張られて転倒してしまったり、道に落ちている物を急に食べてしまったり、犬も飼い主も危険な目にあうリスクがあります。
リーダーウォークで犬が人を意識しながら歩く環境をつくってあげることでリスクは大幅に軽減します。

リーダーウォークの練習をすると犬が飼い主様に注目して歩くようになりますので、信頼関係がより強く感じられ、ご自分のワンちゃんがより愛おしくなるとの声が多いようです。


ただしドッグトレーナーの後藤さんによると「人間が考える信頼関係と同義の関係とは少し違い、犬は"生命の危険があるかないか"と"良いことがあるかないか"で行動する面が強い」とのこと。


とは言え「うちの子と私は心がつながっている」と感じられる関係は犬にも飼い主にも良い関係と言えるのではないでしょうか。


リーダーウォークのトレーニング


リーダーウォークのトレーニングに「これが正しいやり方」と言う絶対的な方法がある訳ではないがドッグトレーナーの後藤さんによると「指示通りに行動出来たら"ご褒美のおやつ"を与えて褒めてあげる。
地道に小さな成功を何度も何度も褒めてあげてマスターするのが良いと思いますよ」とのこと。
「よし!リーダーウォークをマスターして愛犬と心を通じ合わせるぞ」そんな気持ちになりましたか?

トレーニングに適した用具を準備する


「じゃートレーニングをはじめますか」ボストンテリアの"ぴぐも"のトレーニングを開始しようとするとドッグトレーナーの後藤さんから「ちょっと待って下さいリーダーウォークのトレーニングでは基本的に巻き取り式の伸縮リードは使いません。あとリーダーウォークの練習中はハーネスではなく首輪(首や呼吸器官に異常があるなどの場合を除く)を、お薦めします。

リードは小型犬で幅2センチくらいのナイロンもしくはコットン製で全長120㎝(4フィート)のものが使いやすいと思いますよ。リードは固すぎても柔らか過ぎても扱いが難しいです。

理想的にはナスカンの部分が鉄砲型ではなくレバー型の方が外れにくいのです。

下記のようにナスカン部分を2重にしたり、輪ゴムを巻くことで更に補強になり安心です。

首輪はベルトタイプよりもアジャスタータイプの方が安全だと思います。


あとご褒美を入れておくトリーツポーチがあると便利ですよ」とのこと。
<トリーツポーチ>

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トレーニングの方法


まずはリードの持ち方ですが右手の親指にリードの輪をかけて手の甲に巻きます。
次に左手(順手)で犬が自分の左側の真横に来る長さに調整します。
※詳しくは動画をご覧下さい 
準備が出来たらトリーツポーチからご褒美を少しとって右手に握ります。右手を犬の鼻に近づけて自分の左真横を一緒に歩かせます。
出来たら右手からご褒美をあげて少しづつ距離を伸ばして行きます。
まずはこの練習を繰り返し、人の横を歩くと良いことが起こると教えてあげましょう。




トレーニングの注意点


基本的にはトレーニングは犬の集中力が続く15~30分程度までにしましょう。
あとトレーニングの最後には遊んであげるなどトレーニングが嫌な印象が残らないようにしてあげると良いと思います。
また根気良く毎日続けるのも大事、毎朝の散歩などでトレーニングする時は最初の数歩だけトレーニングして出来たらご褒美をあげて、あとは自由に散歩させてあげるなどメリハリも大事。
ただ毎日少しづつでもトレーニングの距離を伸ばして行きましょう。


今回の記事は元獣医師で現在はドッグトレーナーとして活躍される後藤 真由美さんに監修して頂きました。
我が家のボストンテリア"ぴぐも"とトイプードル"そら"それぞれの課題を分析してくれて最適なトレーニング方法を教えてくれました。
正しい知識を身につけて愛犬と楽しくお散歩するためにリーダーウォークをマスターしましょう!

記事監修 Superintendent

ドッグトレーナー:後藤真由美
Veterinarian& Dog trainer:Mayumi Goto
▪️Funny FaceドッグトレーニングHP

▶︎プロフィール
Funny Faceドッグトレーニング代表
日本大学生物資源科学部獣医学科卒業
動物病院勤務後、一身上の都合により音楽スタッフの道へすすむ。
音楽制作や著作権管理、ミュージシャンマネージメントの仕事をしながら、WWFなど野生動物保護活動にも寄付を続ける。
学生時代をともに過ごしたビーグル犬を飼ったことにより、ドッグトレーナーに興味をもち、プレイボゥドッグトレーナーアカデミーにて学ぶ。
現在は、5頭のビーグル犬と猫1匹と生活。
 
▶︎取得資格
獣医師免許保有、プレイボゥ認定ドッグトレーナー、ホリスティックケアカウンセラー、日本ペットシッター協会認定ペットシッター士

お薦めリード


小型犬用ソフトレザーリーシュ

黒、茶、赤の3色から選べるソフトレザーのトレーニング用リードです。長さは約120cm、幅は1.5cmです。 


<番外編>

HERMES(エルメス)小型犬用リード

シンプルなBLEU JEAN(ブルージーン)一色の高級感あるリードで、金具のシルバーとマッチしています。長さは約100cm、幅は1.6cmです。


HERMES(エルメス)の小型犬用首輪もあります。

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